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問題はそこじゃない

皆さん、こんにちは。
やる気プロデューサーの上田洋輔です。

問題をその場だけの対応で考えていませんか?

例えば、重要な書類を忘れて
取引先に商談に行ってしまい、
商談がうまくいかなかったとしましょう。

この場合に多くの人は、重要な書類を忘れていったことを
重要視して考えます。

ですので、どうすれば、書類を忘れずに済んだかと
考えてしまうのです。

確かに、忘れ物をするというのは良くないことですので
改善できるのであれば改善した方が良いことでしょう。

しかし、実はもっと重要なところに問題があったりするのです。
そこを直せば忘れ物を減るというわけです。

忘れ物をしてしまう原因は何でしょうか?

「あせって出発するから」「持っていくリストを作っていないから」
「準備の確認ができていないから」等
たくさん出てきますね。おそらくどれかを改善すれば
今回忘れ物をせずに済んだでしょう。

しかし、よく考えてみてください。
忘れ物は今回が特別だったのでしょうか?

多くの場合で忘れ物する人は何度でも忘れ物をしますし、
遅刻をする人は当たり前のように遅刻をします。

つまり、問題の一部分だけを見て
改善をしても全体的な改善にはならないのです。

どういうことかというと、忘れ物が多い人は、一日前の行動からすでに
問題があったりします。

例えば、思うように朝起きれない事がわかっているのに、
前日のうちに準備を済ませていない。などの
別の要因があるために忘れ物がなくならないのです。

他にも、朝なぜかあせってしまう性格なので、
きちんと確認が出来ないなど。

このような問題がある場合は忘れ物をしない方法を
考えてもあまり意味がありません。

朝起きるのがつらいのであれば、
前日のうちに用意しておけばいいでしょうし、
朝なぜかあせるのであれば、
同じように前日のうちに仕上げておくべきでしょう。

このように人が何かの問題を起こしてしまった場合には、
その問題とは直接関係ない事が意外と
問題の原因になっていたりするのです。

そして、それはとても小さなことかもしれません。
しかし、小さな問題をそのままにしておくと
取引先に書類を忘れていってしまうような
重大な問題を引き起こしてしまうのです。

大体、大きな失敗というのは小さな失敗の連続で起こります。

例えば、
「朝、ちょっと寝坊をして、走って会社についた」⇒「走っていたために息が荒れていて、同僚に挨拶もろくに出来なかった」⇒「ろくに挨拶もなかったので、同僚は新情報を伝える事が出来なかった」⇒「情報が無いまま作業に当たった」⇒「何か変わったなと思いながらも周りも何も言わないのでそのまま作業する」⇒「大きな事故に繋がった」

このようにして問題が起こるのですが、
多くの人は「情報の共有が出来ていない」事だけを問題として考えます。

しかし、ろくに挨拶が出来ていない状況であれば
相手の存在さえも気がつかなかったかもしれないのです。

そのような状況では、情報の共有は難しいでしょう。

それもよりも会社にぎりぎりに来たことを改善しておけば、
情報の共有がきちんとできたはずです。

このように起きた問題の根本を考える事ができれば
問題の解決方法はまったく違ったものになる可能性があるのです。

目先の問題解決ばかりに力を入れるのではなく
もっと全体を見て、どこを改善するべきなのかを
考えていきましょう。

問題の本質さえつかめれば
簡単に解決できたりするのです。

問題から成長するために頑張って
本質をつかめるようになりましょう!

著者:やる気プロデュサー『上田 洋輔』について

根っからの怠け者で、堕落しまくっていたが、とある挫折で人生に危機感を覚える。セミナーや教材などを漁り、知識を増やしていき、様々な出会いから、誰かの悩みを解決することに生きがい見出す。やる気プロデューサーとして活躍し、すでに10年以上。今日も誰かの助けになるために奮闘中!

カテゴリー:自己啓発

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