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正しい教育と間違った教育の見分け方。ダメなことばかり教えても相手は成長しない!

教育において一番大事なのは『正しいこと』を相手に理解させることです。

当たり前のコトに思うかもしれませんが、多くの人は正しいことを教えるのではなく、ダメなコトを教えようとします

例えば、子どもが1+1を3と答えたとしましょう。あなたならどうしますか。放任主義の親でなければ、3は間違っているので、2と答えるように注意するはずです。

そして、いつか子どもが理解して1+1は2と答えられるように願うのではないでしょうか。一見するとこれは非常に正しい教育に思えます。

しかし、違います。これはまったく正しくない教育方法なのです。このようなやり方では、教育拒否と言われてもおかしくはありません。

なぜなら最初に言ったように『正しいこと』を教えていないからです。

正しいこととは1+1が2であることです。つまり、子どもが1+1を3と答えたのであれば、答えは2だと教えるのが正解なのです。

それでは『ただ答えを言っただけで子どもの考える』を邪魔しているだけでは、と考える人もいるでしょう。確かに答えを2と言うだけでは『正しいこと』とは言えません。本当に正しいこととは『なぜ1+1が2』になるのかを、順序を立てて、きちんと教えることになるのです。

教育側が当たり前のコトをしない

さて、教育の本題はここからです。算数の問題であれば、答えはハッキリしているので、教える方もそれほど難しくはありません。しかし、微妙な問題だったらどうでしょうか。

例えば、一方ではA君が悪いのに、もう一方の目から見たときはB君が悪くなる。頭が痛くなりそうな問題ですが、このような場合でも教育する側は『正しいこと』をきちんと教える必要があります。

つまり、なんとなくではいけないのです。1+1が2であると断言するように教育側は、どんな場合でもどちらが正しいと答えを告げて、その理由をきちんと説明しなければ、教育しているとは言えません。

ダメなことを教えても意味がない

人はやるなと言われたことに興味を持ちます。パンドラが箱を開けてしまったのもダメだと言われても好奇心が勝ってしまったからです。人は本能的な欲求の前ではどんなルールも法律も意味を成しません。

人殺しはダメだと言われていても、ずっと殺人事件は起きていますし、今後、どんなに重罪になったとしても、なくなるコトはないでしょう。カッとなったら人は、ルールを無視して悪いことをやってしまうのです。

ルールを無視するなら教育なんて意味がないと思うかもしれませんね。しかし、違います。どんな状況でも人が絶対に破らないもの、それが『モラル』なのです。

モラルを教えることが教育

正義という言葉をあなたはどのように考えていますか?

多くの人が正しいことをする正義の味方を連想するでしょう。しかし、悪者にも正義はあるのです。そもそも、正義と言うのは誰の中にも必ず存在しています。悪いことばかりする悪代官だって、越後屋だって、自分たちの正義を振りかざして生きているのです。

悪代官はお金が全てだと思っているので、民衆が困っても問題ない。越後屋は自分たちの店が良くなれば、他はどうでもいい。このような自分勝手ではありますが、確固たる譲れない正義を持っているので、他の人に迷惑をかけて、悪人と呼ばれているだけなのです。

これはどんな人にでも当てはまります。好き勝手やっているように見えても、自分で決めたルールに従って、行動をしているだけなのです。

絶対にぶれない信念はあなたにもあります。それがあなたなりの『モラル』なるのです。

モラルが変われば人は嫌でも変わっていく

どんなに殺人が許される国になったとしても、人殺しを絶対しない人たちも出てきます。人を傷つけたくない人です。人を傷つけないことが正義なので、誰かを殺してしまう殺人なんてもっとも許せない行為となるでしょう。

つまり、殺人を犯してしまう人というのは、根っこの部分で人を傷つけても構わないという考えがあるはずです。もしくは、理由があれば傷つけても良いと考えているのかもしれません。ですので、ルールで殺人を縛ってもなくなるコトはないのです。

人を殺してはいけないと教えるとき、あなはどうやって教えますか?

  • 人を傷つけると自分も傷つく
  • 殺人は犯罪だからやめなさい

どちらもよくある殺人をしてはいけない理由ですが、一方は痛みで強要しているだけですし、もう一方はルールで縛ろうとしているだけです。正しいコトなんて何ひとつ教えてないのがわかりますよね。

だから、みんなが殺人はいけないと言いながらも、決してなくなることがないのです。自分の中の『モラル』が作り出すルールの前には、法的ルールなんて、ほとんど意味を成しません。

飲酒運転は絶対ダメですが、未だに平気で飲酒運転を繰り返している人がいます。いじめがダメだというのも同じですね。『モラル』の基準となる『正しいこと』を教えていないから、人それぞれがもつ自分たちの勝手なルールによって物事を判断してしまうのです。

正しいことを教えるためには

正しいことを教えるためには、あなた自身が正しいことを知る必要がありますよね。

そのために正しいこととは一体何なのかを考えてみなければいけません。では一体、正しいこととは一体なんでしょうか?

それは自分にとってプラスになることです。

犯罪者と変わらない自分勝手な答えだと感じた人もいるかもしれません。でも、多くの人は自分の為にならないことに「モラル」を持って行動していたりするのです。

例えばタバコですが、喫煙者は「タバコ=肺がん」になるとは思っていませんし、「タバコ=体に悪い」とも思っていない場合もあります。「まあ、ちょっぴり体に悪いかもしれない?」程度の軽い気持ちで喫煙しているはずです。

様々な研究結果から、体に悪いのは明確なタバコをあえて吸って、寿命を減らす行為は「自分のため」にはなっていませんよね。

飲酒運転だってそうです。自分は大丈夫とか、捕まらないとか、事故を起こさないなどの勝手な自信があるからやめないのであって、決して自分の為にはなっていません。警察に捕まった場合には免許停止程度ですみますが、実際に事故を起こせば、通常の事故とは比べものにならないほど重い罰則がつきます。

まあ、どちらにしても、自分の為になることはありませんよね。罰金など無駄金を払うくらいなら、タクシーで帰った方が良いですし、なんなら酒を呑まないのが一番です。

人が理由をつけて自分の為にならないことをやっているのか、なんとなくわかってもらえたでしょうか。

ダメなことをやっているとダメなことが正しく思える

さて、長々と話してきましたが、ここからが重要な話です。

あなた自身がちょっとの気持ちでやっている悪いことはあなただけの話であれば、それほど問題はありません。でも、誰かに教えるとなったときには話が変わります。なぜなら、間違ったことを正しいと教えてしまう可能性があるからです。

また飲酒運転の話で申し訳ありませんが、飲酒運転を常習している人は、他の人が飲酒運転をしていても注意しません。むしろ、「ちょっとくらいなら大丈夫だよ」と推奨するでしょう。だって、自分が今まで問題なかったし、楽できたので、親切心から他の人も教えようとするのです。危険ですね。恐いですね。

でも飲酒運転は明確な悪だとわかっている人が多いから、間違っているのはわかると思いますが、微妙な問題だったらどうでしょうか?

例えば、世間を騒がせているコロナワクチン問題ですね。肯定派にも、否定派にも、それぞれの言い分があり、どちらが正しいとはここでは言及しません。でも、教育をするなら、あなたなりの答えを持っておく必要があるのです。

それは本当にあなたのためになっているのでしょうか。常に考えておいてください。そうすれば、周りの声に流されることなく、正しいことが見えてくるはずです。

まとめ

『正しいこと』は生きていた環境によってまったく異なる答えになります。だけど、それでも教育をする必要があるなら、自分なりの正しいことをきちんと順序立てて相手が理解してくれるように教えていくべきです。

自分でも理由がよくわかっていないのに相手を叱る。法律だからとその法律の意味さえも考えずに相手に教える。このようなやり方では人は育ちません。

どれだけダメなことばかりを伝えても、正しいことがわからなければ、ずっと悪いことを繰り返してしまいます。だから最初に正しいことを教えていくのです。そうすれば、相手は自然に何が正しいのか考えて、育っていくでしょう。それが本当の教育です。

相手を成長させるために、まずは自分が本当に自分の為になっていると思う答えを見つけてください

答えは常に自分の中にあります。頑張っていきましょう!

著者:やる気プロデュサー『上田 洋輔』について

根っからの怠け者で、堕落しまくっていたが、とある挫折で人生に危機感を覚える。セミナーや教材などを漁り、知識を増やしていき、様々な出会いから、誰かの悩みを解決することに生きがい見出す。やる気プロデューサーとして活躍し、すでに10年以上。今日も誰かの助けになるために奮闘中!

カテゴリー:価値観

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