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頼まれごとが嫌だと感じたとき

皆さん、こんにちは。
やる気プロデューサーの上田洋輔です。

立場上、自分の方が弱くて、相手の言いなりにやらざるを得ない場合があります。例えば、親と子供、教師と生徒、経営者と従業員、お店とお客等。自分よりも立場が上の人が自分に無理な事を言ってくる場合があります。これは人間であれば誰でもありえることです。

その場合、無茶な事を言われたとしても、やらざるを得ないので、とりあえず返事をして、嫌々やるコトになるでしょう。当然そんな気持ちで始めるのですから、良い結果にもなりません。

そして、嫌々やることで相手とのコミュニケーションも壊していくのです。

嫌な顔しながら仕事をする弊害

ここでの嫌な顔とはあくまでも心の中であって、本当に嫌な顔をして仕事をするわけではありません。相手に全く悟らせないように嫌々やったとしても弊害ができると言う話です。

嫌な仕事を依頼されて、なんとかやったとしても、また同じ嫌な仕事が来たらどうでしょうか?

当然、その時もまた嫌な気持ちになるはずです。そして、それがたびたび続いてしまったら、その相手とのコミュニケーションさえも嫌になってしまいます。

なぜかと言えば、嫌々やっているわけですので、仕事はつまらなくなりますし、結果だって良くありません。頼んだ人にしてみれば、悪い結果しかあなたが持ってこないのです。これで関係が良くなるはずがありません。どう考えても悪くなるだけでしょう。

それでも「相手(の依頼)が悪いからしょうがない!」と考えてしますかも知れませんね。

根本的な問題は相手にはない

嫌な依頼をされてしまったとき、人はどうしても依頼主に嫌な気分を抱いてしまいます。しかし、よく考えてみてください。それはなぜ嫌だと考えているのでしょうか? さらに逆に同じ相手に簡単な依頼ばかりだったら、良い感情を抱くでしょうか?

面白い話ですが、答えは「ノー」となるはずです。仕事の内容の問題でありません。答えを言うなら「その人からの依頼」だから嫌な依頼になっているのです。だって、好きな人からの依頼なら全く別の感情を抱くのではないでしょうか。

つまり、これは相手の問題ではなく、あなた自身の問題に他なりません。あなたが勝手に相手への嫌な感情を抱いて、仕事が嫌だと言っているのです。自分の気持ちを変える事で、仕事は楽しくなっていきます。

相手への感情を理解する

人は他人を嫌っていく中で段階という物があります。最初は相手の行動に嫌悪し、だんだんとその本人が嫌いになるのです。本人を嫌いになってしまうと、ムカつく事が増えて来ますので、仕事が楽しくなるはずもありません。

しかし、まだ相手の行動が嫌いという段階であれば、まだ救いようがあります。

自分が抱いている不満や問題、トラブルなどを丁寧に相手に伝えるだけで十分です。相手と多少気まずくなるかもしれませんが、本気で嫌いになった後に話し合いの場を設けるより何倍もマシです。なぜなら、相手は自分が抱いている感情をそのまま抱いている可能性が高いからです。つまり、本気で嫌っている相手からは……

感情は鏡写しで似てくる

好きな人がいたら、ついニコニコしてしまいます。であれば、嫌いな人がいたら、嫌な顔をするのは当然です。つまり、相手にしてみれば、あなたはいつも嫌な顔をしている人に他なりません。あなたはそんな人を好きになるでしょうか? むしろ嫌いになるはずです。

ですので、自分が抱いている感情は全く同じではないが、大体似たようなものだと思っていいでしょう。

「バカ」と好きな人と嫌いな人、どちらに言われるのがマシですか。と聞いたら100%好きな人と言うはずです。多くの人は「何を言う」かに注目しますが、本当に大事なのは「誰が言う」かです。

仲がこじれる前なら「アドバイス」ですんだ事が、関係が悪化したために「嫌味」「文句」だと感じるようになってしまいます。これで仕事の内容を改善してもらうのは難しいでしょう。

仕事が嫌だと感じているときは、まず間違いなく最初に嫌いな相手がいたはずです。その人とどの段階でコミュニケーションや交渉の場を持ったかで、その後の仕事の楽しさが大きく変わっていきます。まだ相手の行動が気になる段階であれば、積極的に話し合いの場を作って、気持ちを伝えましょう。まだ取り返しがつくかもしれません。

仕事が本当に嫌いになってからでは何もかもが遅すぎます。

仕事はどこまでも嫌いになれる

誰かの事を嫌いになると言うのは、実は第1段階で多くの人がやめる段階ではありません。やめるのは大概その後に来る、「仕事にやりがいがない」とか「給料が安い」などになるでしょう。

それは嫌々仕事をしているわけですので、仕事にやりがいが出るわけもありませんし、給料が安くてはやってられないのは当然です。そして、そこからはもう不満しか出ません。残業や休日出勤があれば「ブラック企業」と思い、仕事帰りには求人情報誌に目を通す毎日です。プライベートな時間は全て遊びや趣味で使い、仕事が上達する事もありません。

仕事で結果を出せないわけですから、社内やお客たちの視線も厳しくなります。ますます仕事がつまらなくなりますね。もう、やめるか、心を殺すかしか逃げ道はないでしょう。

このように仕事はどこまででも嫌いになってしまいます。

改善できる事は積極的に声に出す

人間はエスパーではありませんので、他人の心なんてわかりません。気持ちは伝わりますが、思っている事はわからないのです。これがコミュニケーションに弊害を生む原因でもあります。顔を見て、様子を見てなんとなくそう思うから、という理由で他人の気持ちをなんとなく決めつけてしまうのです。

あなたが嫌々やっていても、相手は仕事が嫌だとは思いません。むしろ「文句も言わずに仕事をしている=この仕事をもっと押しつけてもいい」と考えているでしょう。あなたが感情を隠せば隠すほど、こんな誤解が生まれます。

文句を言わずに頑張ったんだから、もう見逃して欲しいと思っているのに……

つまり、言わないとダメなんです。言って始めて相手はあなたの本心が理解出来ますし、自分の本心を伝える機会にもなります。それって本当はコミュニケーション第一歩であって、もっと言い合わないと互いのコトなんて理解出来ないのです。

日本ではどうしても「言わないほうがいい」みたいな風習がありますが、それは熟年離婚を生む原因にもなっています。ため込んだ不満はどこかで発揮しなければいけません。上司や先輩、お客様への不満をため込んで、仕事がつまらなくなるのは人生そのものがつまらなくなるのと変わりません。

声を出す事で不満が減り、職場が改善されていくなら、どんどん声を出した方がいいのです。

まとめ

仕事の話ばかりになってしまいましたが「頼まれごとが嫌だと感じたとき」は、頼んできた相手を嫌いになりかけていると言うコトになります。職場だけでなく、家庭でも学校でも、どこでも誰かに何かを頼まれて嫌だと思ったら、危機感を覚えてください。

そして、そのまま黙って従っていたら、ますます相手を嫌いになり、そのコミュニティ自体を嫌いになってしまいます。学校であれば登校拒否、家庭であれば引きこもりや家出となるでしょう。

どちらにしてもあまりいい結末とは言えませんよね。そうなる前に「頼まれごとが嫌だと感じたとき」こそ、声を出して、不満を相手に伝えるようにしましょう。それでわかってくれる相手なら嫌いになる事もないでしょうし、関係だって深くなります。

わかってくれない相手だったとしても、あなたが嫌がっているのは理解出来るはずですので、頼み方などを変えてくるかも知れません。どちらにしても交渉する事で何かを変えるきっかけとなるのです。

交渉や話し合いが苦手な人はたくさんいます。けれど、みんなが声を出す事で変わっていく事はたくさんあります。まずは自分の周りから不満のない環境を作っていけるように、頑張って声を出していきましょう。

もしも、今回の話でそんな事はないと後ろ向きに考えてしまうときは、マイナス思考気味になっているかもしれません。ぜひ一度「簡単にプラス思考になる方法」を読んでみてください。きっとあなたの中でなにかが変わるはずです!

今回の記事を元に『「仕事が嫌い」を治す3つの心構え』を書きました。よかったらそちらもご覧ください。

著者:やる気プロデュサー『上田 洋輔』について

根っからの怠け者で、堕落しまくっていたが、とある挫折で人生に危機感を覚える。セミナーや教材などを漁り、知識を増やしていき、様々な出会いから、誰かの悩みを解決することに生きがい見出す。やる気プロデューサーとして活躍し、すでに10年以上。今日も誰かの助けになるために奮闘中!

カテゴリー:人間関係

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