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収入をアップさせる秘訣は「思いやり」にあり

みなさんこんにちは、
やる気プロデューサーの上田洋輔です。

今回は仕事をする上であまり関係がないと思われている、「収入」と「思いやり」について考えてみます。一見、全く関係がないと思う人もいるかも知れませんが、実際にはそんなことはありません。実はかなり重要なコトで、それほど優れていない商品であったとしても、「思いやり」があればなんとかなってしまうのです。

どういうことでしょうか?

ドラマやアニメの世界でよくあるパターンですが、両親がとても良い人で、ツケでお客さんたちを満足させていたら、お店がつぶれてしまったとか、逆に借金を背負わされたとか、類似した不幸話は誰もが耳にしたことあるでしょう。

このような話を聞いてしまうと、多少厳しくしてでもお客さんから料金をもらった方がいいように感じてしまうのは無理はありません。しかし、わかって欲しいのは、これはあくまでもフィクションであること。そして、多くの人の願いであるからこそ、このパターンが使われ続けるのです。

つまり、事実は違います。本当は全く正反対なのです。

利益重度外視の経営は多くの人たちを引き付ける

ディスカウントショップに多くの人が集まっているのは誰もが見たことある光景のはずです。高くても質が良いものを欲しがるのは、一部のお金持ちだけであり、一般大衆はむしろ「安さ」にこそ価値を見出します。多少質が下がっても安いものを買いたいということですね。思いやりを持った安さというのは、多くの人を引き付ける魅力になります。

魅力のある店ですから、当然、多くのお客様で賑わいます。結果としてそこは行列ができて、お客様の待ち時間が増えてしまうと言うわけです。並んで買うコトに価値を感じるのが日本人の修正ですから、もはや安いと言うことだけでなく、お店として1つのブランドができていきます。そうなると、次の「思いやり」は価格ではありません。本当に必要な人に安く手にしてもらうことになるはずです。

お客様の選別方法となると色々なものがあるかと思います。例えば、高い会費を取るというのも有効手段でしょう。どんなに高い会費を払ったとしても、商品を安く買うという満足感あれば、「高い会費」でも文句は出ません。それに高い会費を払いたくない人は本当に欲しいと思っている人ではないでしょう。

このように安いことにメリットがあれば多くの人が集まってきて、誰もが商品を買おうと必死になるわけです。ここまでうまくいかなくても、安くしたり、ツケでやっていれば、常連さんとしてお客様が何度も足を運んでくれます。もちろん、友だちや知人、家族、恋人など、別のお客様候補も連れてくる場合もあるはずです。

そこで価格が安い、雰囲気がいいなど、ある程度の満足を与えれば、○○さんのおすすめの店として、その人たちも利用するようになります。少しずつ人が集まってくる環境になるのがわかってもらえますよね。

もしも、本当にフィクションのようにお店や会社がつぶれたとしても、その時に培った信頼関係は消えることはありません。またお店や会社をやれば優先的に覗いてくれるでしょうし、依頼ももらえるようになります。思いやりを持ってお客様と接していれば、儲けようと思わなくてもお金は自然と入ってくるのです。

すべてのお客様に満足を与える価格でやれば、お店や会社は当然のように潤っていくわけです。

では、思いやりのある価格とは一体いくらなのでしょうか?

値段を決めるときの心の動き

相手が望んでいることが、仮に1万円の価値があるコトとしたら、普通なら1万円の請求ができます。しかし、そこに自分の感情が乗ってくることで変わってしまうのです。

例えば、お金ではなく相手を喜ばせようと思っていたら、金額はどうなるでしょうか?

好きな相手、子ども、恋人、親友、肉親など、大事な人に「ありがとう」と笑顔で言われたら嬉しくて、全額請求することはないでしょう。それどころか、「お金なんていいよ」と気前よく言ってしまうかも知れません。好きな人に喜んでもらえるのはそれだけ嬉しいことですから当然です。

反対に相手が見知らぬ人だったり、嫌い人だったら、1万円のことでもいくらか金額をプラスして高めに請求してしまいたくなる場合もあるでしょう。

こうして考えると、思いやりを持って他人と接した方が儲けが少なくなり、ぼったくりで商売をした方が儲けが多くなると考える人もいるかも知れません。実際にその場だけで言えば、見知らぬ人にぼったくり金額で請求した方が多くのお金をもらえるわけですから、誰かに優しく奉仕するのは商売上ダメなことに思えてしまうでしょう。

しかし、それは違います。ここで重要なことはぼったくり金額を請求された人は、もう二度とあなたには依頼しないと言うことです。思いやりを持って接していればリピーターになってくれて、これからも長い付き合いができたかもしれない人をほんの少しの金額ために台無しにしてしまったと言うことになります。

あなた自身もぼられたと感じたら二度と利用はしませんよね。高水準な「無二の商品」でもなければ、次は思いやりをもって接してくれる人のところへ確実に行くはずです。類似商品がたくさんあるような状況では、安さこそが正義なのです。安いと言うだけで、相手に喜びを与えられるのですから、利用しない手はありません。

人が何に対して喜びを感じるのか、もう一度自分のことに置き換えて考えてみましょう。それが本当に思いやりのある価格設定になります。

その場の損得だけで動くと損をする

そもそも「無料でやっていたら儲けなんてないじゃん」と感じている人は、その場での損得しか考えていません。でも、長い目で見たらそれは大変危険な考え方です。

人間はお世話になっている人がいたら、チャンスがあれば返したいと考えています。当然、お世話になっている人が困っていたら、恩を返したくなりますし、自分に出来るコトがあれば、安値、無料でもやってあげたくなるモノです。あなたが人に恩を与えていれば、あなたが本当に困ったときに必ず助けてくれる人が現れます。

ですので、単純な利益だけを考えるのであれば、他人に思いやりを持たない方が稼げるように思うのは目の前のお金だけを気にしているに過ぎません。思いやりをもって接した方が信用、信頼、感謝、友情、愛情など人と関わっていく中で重要な感情の面で得をするのです。

深い絆で結ばれている相手であれば、結婚式の時にきちんと礼儀を尽くしてくれるでしょうし、葬式の時は涙ながら来てくれるでしょう。仕事でうまく行かないことがあれば、相談にのってくれますし、休みの日は一緒に出掛けたりもできます。かけがえのない思い出をたくさん持ってきてくれるのです。

これらは一時の儲けでは決して得られることのない、貴重な財産になるのではないでしょうか? 本当に自分にとって大事なモノが一体何なのか、ココで一度確認しておきましょう。

まとめ

今日だけを大事に考えて生きるのであれば、目先の利益は重要なコトになるでしょう。しかし、それは長い目で見ると非常にもったいないことだと覚えておいて下さい。ちょっと稼ぎを増やすために思いやりもなく他人と接することで、大きなモノを失ってしまいます。思いやりなしに顧客がつくこともないのです。

「情けは人のためならず」と言うと、情けをかけるのはその人の為にならないと間違って覚えている人もいるかも知れないので補足しておきますが、本来は、「情けをかけると自分にも優しさが回ってくる」という意味になります。

そして、「思いやりも人のためならず」です。自分が周りの人にたくさんの思いやりを与えていれば、それも巡り巡って自分にたくさん返ってくるのです。当然、収入も同じです。周りにお金を与えていれば、必ずお金となって返ってきます。

同じレベルでやってくれる人がいれば、少しでも安い人のところに仕事は集まりますし、信頼のある人の所へは多少高くても、喜んで仕事を頼みに行きます。思いやりを持って接することで、自分も思いやりを持った対応をしてもらえるようになるのです。

直接相手が収入に関わってこなかったとしても、かけがえのない友人になってくれれば、それはお金では買えない価値があります。お金がたくさんあっても誰も信じられない暮らしよりは、ちょっとのお金でも信頼できる人がたくさんいる人生の方が何倍も楽しい思い出が作れるでしょう。

どんな人生を歩みたいのかは人それぞれです。でも、死の間際になって誰も周りにいない。お金しか残らない寂しい人生だったとなるのは非常にもったいない人生に思えます。

誰のために何ができるのか。どれだけ思いやりを持てるのか。そう考えて仕事の内容を決めていけば、人生はだんだんと豊かになっていきます。人生はいつからでもやり直すことが可能です。前向きに物事を捉えて頑張っていきましょう!

もしも、それでも前向きに人生を考えることができないのであれば、「プラス思考になる方法」をぜひ読んでみてください。今までに考えもつかなかったことが見えてくるはずです。

著者:やる気プロデュサー『上田 洋輔』について

根っからの怠け者で、堕落しまくっていたが、とある挫折で人生に危機感を覚える。セミナーや教材などを漁り、知識を増やしていき、様々な出会いから、誰かの悩みを解決することに生きがい見出す。やる気プロデューサーとして活躍し、すでに10年以上。今日も誰かの助けになるために奮闘中!

カテゴリー:人間関係

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